10月4日に人社系協働研究・教育コモンズのオムニバスセッション「知の形成史」を開催いたします。
皆さまご参加いただきますよう、お願いいたします。
◆日 時◆ 2023年10月4日(水)14:50-16:20
◆場 所◆ 九州大学伊都キャンパス E-C-203会議室&オンライン会議形式(Zoom)
◆内 容◆ 人社系協働研究・教育コモンズ オムニバスセッション「知の形成史 第8回」
◆講演者◆ 阿部 貴晃 九州大学経済学研究院講師 経済工学部門
◆対象者◆ 一般・学生
◆定 員◆ 50名(対面)
◆参加費◆ 無料
◆申込期限◆ 2023年10月2日(月)
◆申込方法◆ 事前申し込み
※下記URLへアクセスのうえ、事前参加申込をお願いします。
http://commons.kyushu-u.ac.jp/collaborative/events/event_21.html
◆概 要◆
「ゲーム理論のレンズで見れば」
どんな分野でもそうですが、「人文社会系」、もっと大きく「文系」としてくくられる学問の中にも、多様な方法と目標・関心を持つさまざまな研究領域が広がっています。しかし、それぞれの研究領域は、初めから現在の形で個別に独立して存在していたものではありませんでした。そこには少なからず、人々の知的好奇心に導かれながらも、時代の移ろいや、それにともなう社会の要求にも応答して分化してきた経緯があります。
本シリーズではいま一度、それぞれの領域の「出来(いでき)はじめ」を紐解きつつ、現在の学問が時代や社会に何を要求されているのか、そして何ができるのかを考えます。人社系の知の意味と意義を問いなおすことを通じて、協働研究の「コモンズ」醸成を目指します。
小学校から高校まで、お昼休みや放課後に掃除の時間があった方も多いのではないでしょうか。クラスの皆でするはずの掃除ですが、一人二人はサボって掃除をしない人がいるものです。そのような、ついサボってしまう人に掃除をしてもらえるような仕組みはあるのでしょうか。この「掃除をサボる人がいる問題」をゲーム理論のレンズを通して見ると、不思議なことに、警察・国防・ごみ収集といった公的サービス供給との関連性が見えてきます。身の回りの出来事を「ゲーム」として観察していくことの面白さを、実験結果等を交えながらご紹介したいと思います。