教育学部同窓会会長
野島 一彦
令和5年(2023年)12月17日の総会におきまして、10年間の長きにわたり会長をしていただきました望田研吾先生(S44卒)が退任され、私(S45卒)が次期(2023.12〜2025.11)の会長に就任することになりました。このたび初めて教育心理学系から会長を担当することになりました。どうぞよろしくお願い致します。
まずは私の自己紹介をさせていただきます。私は高校3年生の時に九州大学教育学部ではカウンセリングが学べるということを知り、それに魅力を感じて昭和41年(1966年)に入学しました。学部時代の指導教官は池田数好先生(後の九州大学学長)でした。大学院5年間の指導教官は前田重治先生で、前田先生の紹介で当時は教養部におられた村山正治先生(後の教育学部教官)にもお世話になりました。大学院修了後は助手、久留米信愛女学院短期大学を経て、昭和55年(1980年)から16年間、福岡大学人文学部に務め、平成8年(1996年)から16年間、教育学部(カウンセリング第一)に在籍しました。平成24年(2012年)の定年退職後は関東の跡見学園女子大学に10年間勤務し、令和4年(2022年)に定年退職し現在に至っています。私の専門は臨床心理学で、実践と研究はクライエント中心療法とエンカウンター・グループです。社会的活動としては、日本人間性心理学会理事長、3万人の会員を擁する日本心理臨床学会理事長、日本臨床心理士会副会長などを歴任してきました。現在は全日本カウンセリング協議会理事長などを引き受けています。
(野島一彦ホームページ
https://nojimakazuhiko2022.jimdofree.com)
会長をお引き受けするにあたり、私は2つのキーワードを大切にしたいと考えています。一つは「つなぐ」であり、同窓会会員の横・縦のつながり、同窓会と教育学部教員・学生の縦のつながりを密にしていきたいと思います。もう一つは「ささえる」であり、同窓会は教育学部の発展のために、教育学部教員・学生をささえていきたいと思います。
「ささえる」活動としては、「教育学部短期海外研修制度」が設けられています。ここ数年はコロナ禍ということもあり応募者がありませんでしたが、令和6年(2024年)度は、2名の支援を予定しています(一人21万円)。コロナも5類となり海外への渡航もしやすくなりましたので、視野を広げるために積極的に応募されるよう願います。
2024年は、法学部/経学部/文学部/教育学部の前身である九州大学“法文学部”の創立100周年を迎えることになり、「九州大学法文学部創立100周年記念プロジェクト」による記念事業が行われます。11月頃には記念式典が予定されています。「会報No.56」(2023年9月27日発行)の発送にあたりそのリーフレットを同封させていただきました。同窓会としても寄付を行いますが,皆様個人としての寄付もよろしくお願い致します。
ちなみに教育学部は1949年に設置されており、75周年を迎えます。
同窓会の事務局業務はこれまで教育学部に担当していただきましたが、今期より会員の山手研一氏(H1卒)に事務局長として業務を担当していただくことになりました。なお、事務局はこれまで通り教育学部ですが、電話番号、メールアドレスが変更になります。