教育学部の紹介

教育学部の沿革history

九州大学教育学部は1949(昭和24)年5月に法文学部教育学講座を母胎に設置された学部です。 当初は敗戦後の新しい民主主義に基づく社会を構築するために教育学研究の研究者と教育指導者を養成すること、 および、教職課程科目を全学に提供することを目的として設置されました。その後の教育界の変化に伴い 常に教育社会の中心で活躍できる人材を養成してきました。

九州大学教育学部略年表(2000年発行『九州大学教育学部五十年史』より)

1925年5月(大正14年)
九州帝国大学法文学部に教育学講座が設置される。松濤泰巖教授が講座を担当する(1943年まで在籍)。
1949年5月(昭和24年)
九州大学教育学部が設置(国立学校設置法公布に伴う)。
1949年10月(昭和24年)
第3期教育指導者講習(IFEL)開設。
1950年2月(昭和25年)
文学部長干潟龍祥が教育学部長併任となる。
1950年4月(昭和25年)
教育心理学第一講座設置。
1951年3月(昭和26年)
九州大学教育学部規則制定。平塚益徳教授、原俊之講師、文学部から教育学部へ配置転換。
1951年4月(昭和26年)
教育史講座、教育心理学第二講座設置。教育学部の授業が開始される。
1951年6月(昭和26年)
九州大学学生の参加した教育実習が初実施。
1952年4月(昭和27年)
比較教育学講座、教育技術学講座設置。
1953年4月(昭和28年)
教育行財政学講座設置。「教育と医学の会」結成。大学院教育学研究科設置。比較教育文化研究所創立委員会発足。
1953年5月(昭和28年)
平塚益徳が教育学部長選挙内規による初めての学部長に就任。
1954年4月(昭和29年)
教育社会学講座設置。
1954年7月(昭和29年)
教育学部、新館(箱崎小石町)へ移転。
1955年7月(昭和30年)
教育学部附属比較教育文化研究施設設置。
1957年3月(昭和32年)
『比較教育文化研究施設紀要』第1号発行。
1957年4月(昭和32年)
比較教育文化研究施設に第二部門が設置。教科書センターが2階から3階に移転。
1961年4月(昭和36年)
集団力学講座設置。
1962年4月(昭和37年)
教育指導学講座設置。
1963年(昭和38年)
教育技術学講座を教育方法学講座に、教育行財政学講座を教育行政学講座に、それぞれ改称する。
1966年4月(昭和41年)
社会教育学講座設置。入学定員増(25人から35人へ)。教育学部同窓会発足。
1972年3月(昭和47年)
心理棟完成。
1975年4月(昭和50年)
障害児童学講座設置。入学生定員増(35人から40人へ)。『心理臨床研究』第1号発行。
1978年4月(昭和53年)
教育行政学講座、比較教育学講座が実験講座となる。
1981年4月(昭和56年)
心理教育相談室が文部省により認可。
1982年4月(昭和57年)
心理教育相談室が国の特別施設として認可される。
1985年2月(昭和60年)
教職課程委員会(全学)設置。(現在、教職課程専門委員会が教育企画委員会のもとに置かれている。)
1986年4月(昭和61年)
教育学部附属障害児臨床センター設置。
1987年4月(昭和62年)
入学定員増(40人から50人へ)。
1988年3月(昭和63年)
教育学部附属障害児臨床センター竣工。
1991年4月(平成3年)
入学定員増(50人から60人へ)。
1992年4月(平成4年)
生涯発達学講座設置。
1994年4月(平成6年)
大学院修士課程心理臨床コース(第二類)開始。教育社会史講座(教育史講座の後身)設置。
1995年4月(平成7年)
心理教育相談室と障害児臨床センターが統合し、発達臨床心理センターとなる。入学定員減(60人から50人へ)。
1995年7月(平成7年)
比較教育文化研究施設40周年記念国際シンポジウム開催。
1996年4月(平成8年)
大学院教育学研究科で社会人特別選抜が開始される。
1998年4月(平成10年)
大学院人間環境学研究科設置。
2000年4月(平成12年)
大学院人間環境学府附属発達臨床心理センター設置。
2000年(平成12年)
学府研究院制度に基づき、人間環境学研究院・人間環境学府を設置。
2015年4月(平成27年)
教育デザイン論講座設置。
2016年4月(平成28年)
教育計画・測定評価論講座設置。
2018年4月(平成30年)
副専攻プログラム・国際コースの開始。
2018年4月(平成30年)
入学定員減(46人へ)
2018年(平成30年)
公認心理師資格カリキュラム開始
2018年10月(平成30年)
伊都キャンパスに移転