資格取得certification
①教育職員免許状
教育学部では教師になるための教員免許を取得できます。教員免許のための授業が用意されていますので、卒業要件の単位とは別に、その授業の単位を修得する必要があります。教育学部で取得できる免許は、中学校一種(社会)と高等学校一種(地理歴史及び公民)です。諸手続きを経ることで、大学院で専修免許状を取得することもできます。
②社会教育主事
社会教育主事は社会教育を行う者に専門的・技術的な助言と指導を与える教育行政職に発令される任用資格です。公務員と教員になる場合、資格として活用できます。公務員の場合、社会教育課等に配属された場合に主事発令の対象になりますし、教員の場合、教育委員会出向で県の社会教育主事として活躍するルートがあります。
なお、九州大学では令和3年度から、社会教育主事に加えて、多様な職場で活用可能な「社会教育士」の資格付与が始まる予定です。
資格取得に必要な科目の例
6つの科目分類から24 単位の取得が必要です。(令和3年度から科目分類が変更予定)
生涯学習概論 4単位
生涯学習概論 社会教育行政 社会教育史 他
社会教育計画 4単位
社会教育方法論 社会教育編成論
社会教育施設論 他
社会教育演習、社会教育実習、
または、社会教育課題研究 4単位
教育学フィールドワークⅠ演習
教育学フィールドワークⅡ演習 他
社会教育特別講義Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ 12単位
まちづくり基礎論 マスコミュニケーションⅠ、Ⅱ
③社会調査士
社会調査士とは,インタビュー調査やアンケート調査のプロ仕様の方法論を学び,統計や世論調査の結果を批判的に検討し,実際に調査を行うなど,社会調査の現場で必要な能力を持つ「社会調査の専門家」のための資格です。この資格を取得することで,情報社会の中,データの利活用を可能にし,社会でその専門スキルを活用して,調査のエキスパートになることができます。
なお,資格取得者は,大学院に進学し,より高度な分析手法を身につけることで,専門社会調査士の資格取得も可能になります。
資格取得に必要な科目
7つの科目分類から14単位の取得が必要です。
A 社会調査の基本的事項に関する科目
・教育学フィールド研究入門
B 調査設計と実施方法に関する科目
・教育調査法I
C 基本的な資料とデータの分析に関する科目
・教育情報処理
D 社会調査に必要な統計学に関する科目
・教育統計学
E 量的データ解析の方法に関する科目
・心理学統計法
F 質的な分析の方法に関する科目
・教育調査法II
G 社会調査の実習を中心とする科目
・教育調査法I演習
・教育調査法II演習
詳細は、一般社団法人 社会調査協会のHP(https://jasr.or.jp/)を参照のこと。