教員紹介TEACHER INTRODUCTION
橋彌和秀|教授
発達心理学第一
乳幼児のさまざまなコミュニケーション行動やその基盤について、行動実験の手法を用いながらアプローチしています。Homo sapiensという生物として個体が(おそらくは出生当初から)備えている基盤が、社会・文化的な相互作用を通して、協力や利他行動、規範、制度、一方では偏見や差別といったものを成り立たせ生み出していく過程を「発達」という視点から検討することを通して、こころと呼ばれる内的なシステムのなりたちを見直し、その進化的起源についても新たな視点を提示しすることで「ヒトとは何か」、腰を据えて考えたい。日頃の生活の中に隠されている不思議や謎を掘り起こし、丹念に眺めながら、敬意をもって探究することの面白さを共有したいと思っています。